お知らせ

2018.07.13
A4ミシン入り目用紙について

A4ミシン目入り用紙(シートカット紙)についてお話しします。

先日、いままで社名や枠などを印刷した状態のミシン目入り用紙を
お使いになっていたお客様から、印刷ナシの白紙に変更したいという依頼がありました。
その際にいま使っていたものと同じものがほしいということで、紙質やミシン目などについて、
しっかり説明してご購入していただきました。

 まずユーザー様が一番に注目する点は、ミシン目だと思います。
一般的なのはマイクロミシンで、そのミシンを使っているのかを確認されます。
弊社が取り扱っているミシン目入り用紙はすべてマイクロミシンを使用しています。
ご安心ください。

マイクロミシンと一般のミシンではどのような違いがあるのかですが、
マイクロミシンはミシン目が細かいのが特徴です。
紙がつながっている部分と切れている部分が細かく、切り離した時に切れ目が目立たないです。
今回の場合にはには使いませんが、本当に細かいマイクロミシンですと、
見た目では切れ目が分からないものもあり、手で触ってなんとなくバリ(切れ目)があると
感じるものもあります。
一般的なミシンはミシン目がもう少し粗く、例えば切れている部分が2ミリで、
つながっている部分が0.7ミリなどはっきりと切れ目が分かるものになります。
マイクロミシンの場合、切り離す時の手の感覚がやわらかく感じます。
バリッと切り離す感じではなく、スルッと切り離される感じです。
あくまでも個人的な意見ですが・・・。

もうひとつ重要なことは、使われている用紙です。
ユーザー様から用紙の厚さについて聞かれることはよくあります。
一般的ものは、コピー用紙と同じぐらいの厚さで、上質55kgだと思います。
もちろんそれ以上に厚い用紙、上質70kg、上質90kgなどを使用されることもあります。

用紙の厚さばかりに目が行きがちですが、実はもっと大切なことがあります。
それは印刷・出力した時に、用紙がカールした状態、丸まった状態にならないか
ということです。
この原因については複合的な要因もあり、説明しにくい部分もありますが、
そのひとつと考えられるのはプリンターの熱に原因があるのではと言われています。
弊社で使っている用紙は、プリンターの熱によりカールすることを防ぐ処理をされた
用紙を使っています。おそらく一般に販売されているシートカット紙も同じだと思います。
以前は他者で購入された方から用紙がカールするというお話を聞き、いろいろ調べると
普通の上質紙などを使っているということが分かりました。
いまはそのようなことはないと思います。

とはいえ、弊社も一度だけお客様から用紙がカールするというクレームが入ったことが
あります。その時は、お使いになっていた用紙を一旦引き取らせていただき、
製紙メーカー様に検査を依頼しました。
品番から製造過程を調べ、結果として用紙には問題がないということになりました。
引き取らせていただいた1箱分を新しく作り直し納めさせていただきましたが、
こちらも問題なしでした。

個人的は推察ですが、用紙自体を作った時期、ミシン目入り用紙を製造した時期、
納品先での保管状況、使用時期と頻度、プリンターの状態など、いろいろな要因がからんで
起こる現象だと考えられます。

このような取り組みをご理解していただいた上で、お問い合わせいただければ幸いです。
ご注文、お問い合わせをお待ちしております。

 

 

 

 

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