お知らせ

2018.06.05
契約書・・・手書き伝票

先月、別々のお客様からほぼ同じ内容で見積もり依頼をいただきました。
その依頼内容は、複写用紙を使った2枚複写の「契約書」でした。

伝票の内容をお話しします。
手書きの複写伝票で、1枚はお客様、もう1枚は手元に保管する一般的な契約書です。

写真169.jpgサイズはA4サイズで、A4タテ仕様、A4ヨコ仕様になります。

用紙は複写用紙(ノーカーボン紙)で、1枚目、2枚目とも同じ厚さの用紙N40を使います。
N40とはコピー用紙と同じ程度の厚さだと考えていただいて構いません。

刷色(印刷の色)は、1枚目、2枚目とも同じ色になります。お客様にお渡しする用紙は、
裏表両面印刷であったり、2色刷になる場合もあります。

印刷内容はほぼ同じ内容で、異なる部分があっても「契約書」ということで部分的なものに
なることが多いです。どちらの用紙を渡すのか、保管するのかを明確にするために、
右上部分に例えば「お客様控え」、「販売店控え」などの分別するための表記がされている
ことがほとんどです。この表記により作業上のミスが減り、スムーズに進むと思われます。

仕上げ(製本方法)は、天のり、または左のりマーブル仕上げやホチキスによるトジ仕上げ
などになります。記入後の保管のために、上部に2穴、または左側に2穴をあけることもあり、
これは非常に便利だと思います。時々、裏表紙のボール紙を使って下敷きを作ることを
依頼されることもありますが、それほど多くはありません。

今回の「契約書」の仕様内容は、一般の複写伝票と同じ部分も多いと思います。
そこで、今回の特徴ともいえる裏表両面印刷についてもう少しお話しします。
一般的に表面は、個人情報などの必要事項を記入することになりますが、
裏面はたとえば「会員規約」とか、「契約事項」、「注意事項」などが記載されている
ことが多いです。「契約書」においてこの部分が一番重要だと考えます。
たとえば、スポーツクラブの会員になった時、商品を購入・販売した時、契約を交わして
仕事を始めた時、後から何かトラブルが発生した場合には双方にとって立ち戻る場所
だと考えるからです。

写真168.jpgもうひとつ、両面印刷する場合の用紙についてです。
先ほども書きましたが、複写用紙N40が一般的だとお話ししました。
しかし、N40で両面印刷をすると、裏の文字などが透けて見える場合もあります。
お客様によっては、もう少し厚めの用紙、N50とか、N80を選ばれ、透けることを
防ぐ方もみえます。厚めの用紙を使うことはコストがあがることにもなり、
コストのことと透ける事情を説明し、納得していただいて作業を進めることにしています。

弊社は、データの支給をお願いしています。
特に、「契約書」のような一字でも間違いがあると大変なことになるものは尚更です。
弊社でもデータの作成はできますが、制作代をいただくことになりますし、
時間をいただくことになりますので、その点をご理解ください。

ちなみに、先月いただいた見積の問い合わせの結果ですが、1勝1敗でした。
注文をいただいたお客様は、かなりの短納期を希望され、なんとか間に合うように手配し、
無事納めさせていただきました。
今回はご縁がなかったお客様は、データ作成からの依頼となり、
見積価格が予想以上に高かったようでした。

今月もお問い合わせをお待ちしております!!!

 

一覧へ戻る

▲ このページの先頭へ