- 2018.05.16
- 納品書・・・連続伝票
今回ご紹介する商品は、連続伝票です。
手書きの伝票からコンピューターで入力し、ドットプリンターで出力するために
使用する伝票で、連続伝票が登場した当時は、弊社も主力商品だったカーボン印刷から
連続伝票の生産へと業態を変えていくキッカケとなりました。
連続伝票とは、1枚ずつの伝票がつながり、蛇腹に折られ、ミシンが入っているところで
切り離して使います。ドットプリンターを使用するため、両側に穴が空いています。
穴の数はタテのサイズによって異なります。この穴をプリンター内に引っかけて、
伝票を印字しながら移動させていきます。
この時、伝票が張り過ぎたり、逆にだぶついたりすると、伝票の破れやつまりなど
トラブルの原因になります。そのため紙が縮んでいないか、伸びていないかを
印刷する時に必ず確認し、その状態を調整して印刷を行います。
このことは連続伝票を扱う印刷会社様なら必ず行います。
連続伝票の特徴にひとつがサイズ表記で、センチやミリではなくインチとなります。
データをご自身で作る際に、注意が必要になるところです。
今回ご注文をいただいた連続伝票は、一番オーソドックスな4枚複写の納品書です。![]()
サイズは、ヨコ9.5インチ(約241ミリ)、タテ4.5インチ(約114ミリ)
のものを2面付けて9インチずつで折り返しています。
1枚目・納品書(控)、2枚目・請求書、3枚目・納品書、4枚目・物品受領書
という順番です。1枚目から3枚目まではタイトルの変更のみでその他の内容は同じです。
4枚目は納品先からの印鑑やサインが必要になるので、その部分にスペースがあります。
そこには減感インキが塗られ、上から印字した時に文字や数字などが写らないように
処理されています。2枚目の請求書には社印(角印)が印刷されており、
伝票を発行する時に1枚ずつ社印を手で押す手間が省けるというメリットがあります。
今回のお客様は別に正式な請求書も用意していますが、そちらにも社印が印刷された
仕様になっています。![]()
4枚の印刷の色は、すべて異なる色で印刷しています。
以前は紙の色を変えるパターンもありましたが、色紙の値段が高いこともあり、
印刷する色で対応することがほとんどです。
お客様に印刷の色を変えることのメリットをお聞きしたことがありますが、
やはり伝票の仕分け作業がやりやすいというお話でした。
最近では連続伝票を使用するところも少なくなり、新規で使い始めることは
ほとんどありませんが、古くからお使いになっているお客様にはお役に立てることも
あるかと思います。お困り事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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